Episode 3

Where memories become tomorrow.

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Story

この曲について

 
学生時代の、淡くて少し不器用な初恋。
何気ない仕草や言葉まで、時が過ぎても心のどこかに残っている。
あの頃の眩しさと切なさを、春の記憶とともに描いた一曲です。

 
 

Lyrics

 
はるの風が
カーテンを 揺らしてた

図書室の インクの匂い
あなたは いつも そこにいた
ふたつ上の 先輩は
ずいぶん 大人にみえた
白いシャツの 袖まくりが
なんだか 眩しかった

本を借りる ふりをして
同じ棚の 前にいた
上履きの 音だけで
なぜか わかってしまう

夕焼けが 校舎を染める
話たことなんて 少しだけ
なのに 今でも
あなたのことを 憶えてる

卒業式の 体育館
眩しくて ちゃんと見れなくて
春の匂いだけ
なぜか 今も 残ってる
返却日を 伸ばしたのも
たぶん わざとだった
難しい本ばかり
並ぶ棚を うろついた

友達に からかわれて
違うって 笑ったけど
図書室へ 行く日は
ちょっとだけ 嬉しかった

コンビニの 雑誌の隅
春色の 栞を見た
あの頃の 僕がまた
胸の中で 慌ててる

夕焼けが 遠くにじむ
大人になって わかったこと
逢えなかった人ほど
不思議と 忘れられない

もし今なら
すこしは 話せるかな
春の風が また
ページを めくってゆく

春の風が
ページを めくってゆく
 

 

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春の栞
Lyrics & Music
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Story

この曲について

 
伝えたいのに、うまく言葉にできない。
近いようでまだ少し遠い、そんな二人の距離を描いた一曲です。
言葉にしきれない想いが、少しずつ心の輪郭をつくっていきます。

 
 

Lyrics

 
いつもの駅まで 並んで歩く
途切れた会話も 悪くはなくて

笑った理由も 同じはずなのに
胸の奥だけ 少し違ってた

君を見つめるたび
遠回りしてしまう

届けたいものほど
名前が見つからない

言葉だけじゃ 足りなくて
何度も飲み込んだまま

君が笑えば それだけで
少し届いた 気がしてる

うまく言えないんじゃなくて
うまく伝えたいだけなんだ

あと一言が
今日も見つからない
夕暮れの風に 立ち止まるたび
横顔ばかり 見つめてしまう

近くにいるほど 簡単なことが
一番遠く 感じてしまう

答えはあるのかな
君は気づいてる?

同じ景色を見ても
僕だけ立ち止まる

言葉だけじゃ 足りなくて
何度も心で呼んでいる

同じ景色を 見ていても
違う色に 映る日もある

うまく言えないんじゃなくて
ちゃんと伝えたいだけなんだ

その続きを
探しながら歩く
もしもいつか
何も言わずに

この想いだけ
届く日があるなら

言葉だけじゃ 足りなくて
今日まで歩いてきたけれど

君と笑える この時間が
答えに少し 近づいてる

うまく言えないんじゃなくて
大切だから 言えないんだ

君はいつものように手を振る
僕もいつものように手を振る

また明日
 
 

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八月の余熱
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Story

この曲について

 
何気なく繰り返す、いつもの朝。
あたりまえのようにそばにいる人との時間が、実は何より大切なものなのかもしれない。
長い年月をともに歩いてきた人への想いを、日常の風景の中に描いた一曲です。

 
 

Lyrics

 
ポットの湯気の向こうで
小さく朝が動き出す
まだ少し眠そうに
君が時計を見ている

テーブルの隅には
見慣れた四角い包み
「冷めても大丈夫」
そんな声が聞こえた

若い頃みたいな
派手な約束はない
そのかわりに増えてく
いつもの朝がある

鍵を探す僕を
呆れた顔で見てる
たぶんこういう時間で
ここまで来たんだろう

あたりまえみたいに
君がいる朝を
たぶん僕は
ずいぶん頼りにしてる

くだらない話と
ぬるくなったコーヒー
そんなことで
今日も一日が始まる
帰り道のスーパー
閉店前の灯り
安かった野菜の話
なぜか少し嬉しくて

気がつけば僕ら
兄弟みたいになって
それでも隣にいると
ちゃんと落ち着くんだ

言葉にしなくても
わかることが増えて
静かな夜の中で
同じニュースを見ている

遠回りした日も
ため息ばかりの日も
気づけば隣には
君がいてくれた

ありがとうなんて
照れくさくて言えない
でもたぶん
こんな歌になるくらい

僕はずっと
君に助けられてる
今日も朝が
静かに動き出す
 

 

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いつもの朝
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Story

この曲について

 
幼かった頃の面影は、時が過ぎても心の中に残っている。
成長していく姿を見つめながら蘇る、いくつもの懐かしい記憶。
親から子へ、言葉ではなかなか伝えられない想いを込めた一曲です。

 
 

Lyrics

 

生まれた朝は 慌ただしくて
白い灯りが やけに眩しかった
小さな顔が 見えていて
君は黙って こっちを睨んでた

あの日のことは
うまく言えないけど
なぜかその目が
ずっと忘れられない

よちよち歩きを はじめた頃は
知らない誰かに 声かけられるたび
半分泣きそうな顔して
僕らの後ろに 隠れてたね

気づけば
コートの中じゃ
誰より声を出してた
ボールの音が響く
夕暮れの体育館
君が大人になって
白衣を着るようになって
いつの間にか
こっちが心配されてた

「ちゃんと薬飲んだ?」
「今日は無理しないで」

そんなふうに言われるたび
なんだか嬉しくなる

老いては子に従えって
笑って言うけど
ほんとは少し
照れくさいんだよ

泣き虫なとこも
笑う顔も
小さい頃から
何も変わってないな
好きな歌 口ずさみながら
少し低めの声で
強がったふりしても
すぐ顔に出るから

生まれた朝のこと
今でも覚えてる
あんなに小さかった君が
誰かの明日を
支えて生きてる

ちゃんと休めよ
 

 

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まだ あの日のままで
Lyrics & Music
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Story

この曲について

 
長い間、家族の暮らしを見守ってきた古い家と、そこに残された黒いミシン。
失われていく場所の中にも、そこで過ごした時間や記憶は残り続ける。
実家との別れをきっかけに生まれた、個人的な記憶から紡いだ一曲です。

 
 

Lyrics

 

古い時計が 鳴るたびに
少しずつ夜が 深くなる
誰もいないはずの部屋に
まだ暮らしの音がしてた

西陽の残る 硝子戸に
細い埃が 浮かんでる
声にできない 思い出だけ
静かなままで そこにいた

黒いミシンは あの日のまま
窓のそばで 眠ってる
誰かの時間を 縫い合わせた
小さな歌を 覚えてる
柱に残る 背くらべの跡
季節の色が 滲むたび
帰る場所は なくなるのに
記憶ばかりが ここにいる

荷物の減った 部屋の隅で
風がカレンダーを 揺らしてた
最後の鍵を 回す音が
少し遠くに 聞こえてた

また誰かの灯りが
あの窓にともるなら
長い時間を越えて
この家も息をするだろう
黒いミシンは 静かなまま
次の季節を 待っている
誰かの暮らしが この場所で
やさしく続いてゆくように

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黒いミシン
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