Story
この曲について
学生時代の、淡くて少し不器用な初恋。
何気ない仕草や言葉まで、時が過ぎても心のどこかに残っている。
あの頃の眩しさと切なさを、春の記憶とともに描いた一曲です。
Lyrics
| はるの風が カーテンを 揺らしてた 図書室の インクの匂い あなたは いつも そこにいた ふたつ上の 先輩は ずいぶん 大人にみえた 白いシャツの 袖まくりが なんだか 眩しかった 本を借りる ふりをして 同じ棚の 前にいた 上履きの 音だけで なぜか わかってしまう 夕焼けが 校舎を染める 話たことなんて 少しだけ なのに 今でも あなたのことを 憶えてる 卒業式の 体育館 眩しくて ちゃんと見れなくて 春の匂いだけ なぜか 今も 残ってる |
返却日を 伸ばしたのも たぶん わざとだった 難しい本ばかり 並ぶ棚を うろついた 友達に からかわれて 違うって 笑ったけど 図書室へ 行く日は ちょっとだけ 嬉しかった コンビニの 雑誌の隅 春色の 栞を見た あの頃の 僕がまた 胸の中で 慌ててる 夕焼けが 遠くにじむ 大人になって わかったこと 逢えなかった人ほど 不思議と 忘れられない もし今なら すこしは 話せるかな 春の風が また ページを めくってゆく 春の風が ページを めくってゆく |
*********************************
春の栞
Lyrics & Music
create JAM
© 2026 create JAM
Story
この曲について
伝えたいのに、うまく言葉にできない。
近いようでまだ少し遠い、そんな二人の距離を描いた一曲です。
言葉にしきれない想いが、少しずつ心の輪郭をつくっていきます。
Lyrics
| いつもの駅まで 並んで歩く 途切れた会話も 悪くはなくて 笑った理由も 同じはずなのに 胸の奥だけ 少し違ってた 君を見つめるたび 遠回りしてしまう 届けたいものほど 名前が見つからない 言葉だけじゃ 足りなくて 何度も飲み込んだまま 君が笑えば それだけで 少し届いた 気がしてる うまく言えないんじゃなくて うまく伝えたいだけなんだ あと一言が 今日も見つからない |
夕暮れの風に 立ち止まるたび 横顔ばかり 見つめてしまう 近くにいるほど 簡単なことが 一番遠く 感じてしまう 答えはあるのかな 君は気づいてる? 同じ景色を見ても 僕だけ立ち止まる 言葉だけじゃ 足りなくて 何度も心で呼んでいる 同じ景色を 見ていても 違う色に 映る日もある うまく言えないんじゃなくて ちゃんと伝えたいだけなんだ その続きを 探しながら歩く |
もしもいつか 何も言わずに この想いだけ 届く日があるなら 言葉だけじゃ 足りなくて 今日まで歩いてきたけれど 君と笑える この時間が 答えに少し 近づいてる うまく言えないんじゃなくて 大切だから 言えないんだ 君はいつものように手を振る 僕もいつものように手を振る また明日 |
*********************************
八月の余熱
Lyrics & Music
create JAM
© 2026 create JAM
Story
この曲について
何気なく繰り返す、いつもの朝。
あたりまえのようにそばにいる人との時間が、実は何より大切なものなのかもしれない。
長い年月をともに歩いてきた人への想いを、日常の風景の中に描いた一曲です。
Lyrics
| ポットの湯気の向こうで 小さく朝が動き出す まだ少し眠そうに 君が時計を見ている テーブルの隅には 見慣れた四角い包み 「冷めても大丈夫」 そんな声が聞こえた 若い頃みたいな 派手な約束はない そのかわりに増えてく いつもの朝がある 鍵を探す僕を 呆れた顔で見てる たぶんこういう時間で ここまで来たんだろう あたりまえみたいに 君がいる朝を たぶん僕は ずいぶん頼りにしてる くだらない話と ぬるくなったコーヒー そんなことで 今日も一日が始まる |
帰り道のスーパー 閉店前の灯り 安かった野菜の話 なぜか少し嬉しくて 気がつけば僕ら 兄弟みたいになって それでも隣にいると ちゃんと落ち着くんだ 言葉にしなくても わかることが増えて 静かな夜の中で 同じニュースを見ている 遠回りした日も ため息ばかりの日も 気づけば隣には 君がいてくれた ありがとうなんて 照れくさくて言えない でもたぶん こんな歌になるくらい 僕はずっと 君に助けられてる 今日も朝が 静かに動き出す |
*********************************
いつもの朝
Lyrics & Music
create JAM
© 2026 create JAM
Story
この曲について
幼かった頃の面影は、時が過ぎても心の中に残っている。
成長していく姿を見つめながら蘇る、いくつもの懐かしい記憶。
親から子へ、言葉ではなかなか伝えられない想いを込めた一曲です。
Lyrics
| 生まれた朝は 慌ただしくて 白い灯りが やけに眩しかった 小さな顔が 見えていて 君は黙って こっちを睨んでた あの日のことは うまく言えないけど なぜかその目が ずっと忘れられない よちよち歩きを はじめた頃は 知らない誰かに 声かけられるたび 半分泣きそうな顔して 僕らの後ろに 隠れてたね 気づけば コートの中じゃ 誰より声を出してた ボールの音が響く 夕暮れの体育館 |
君が大人になって 白衣を着るようになって いつの間にか こっちが心配されてた 「ちゃんと薬飲んだ?」 「今日は無理しないで」 そんなふうに言われるたび なんだか嬉しくなる 老いては子に従えって 笑って言うけど ほんとは少し 照れくさいんだよ 泣き虫なとこも 笑う顔も 小さい頃から 何も変わってないな |
好きな歌 口ずさみながら 少し低めの声で 強がったふりしても すぐ顔に出るから 生まれた朝のこと 今でも覚えてる あんなに小さかった君が 誰かの明日を 支えて生きてる ちゃんと休めよ |
*********************************
まだ あの日のままで
Lyrics & Music
create JAM
© 2026 create JAM
Story
この曲について
長い間、家族の暮らしを見守ってきた古い家と、そこに残された黒いミシン。
失われていく場所の中にも、そこで過ごした時間や記憶は残り続ける。
実家との別れをきっかけに生まれた、個人的な記憶から紡いだ一曲です。
Lyrics
| 古い時計が 鳴るたびに 少しずつ夜が 深くなる 誰もいないはずの部屋に まだ暮らしの音がしてた 西陽の残る 硝子戸に 細い埃が 浮かんでる 声にできない 思い出だけ 静かなままで そこにいた 黒いミシンは あの日のまま 窓のそばで 眠ってる 誰かの時間を 縫い合わせた 小さな歌を 覚えてる |
柱に残る 背くらべの跡 季節の色が 滲むたび 帰る場所は なくなるのに 記憶ばかりが ここにいる 荷物の減った 部屋の隅で 風がカレンダーを 揺らしてた 最後の鍵を 回す音が 少し遠くに 聞こえてた また誰かの灯りが あの窓にともるなら 長い時間を越えて この家も息をするだろう |
黒いミシンは 静かなまま 次の季節を 待っている 誰かの暮らしが この場所で やさしく続いてゆくように |
*********************************
黒いミシン
Lyrics & Music
create JAM
© 2026 create JAM